内山の記事

「超大きいものは縮尺してみると面白い」イメージとは違いすぎて驚いてしまう「太陽系」「人類」

みなさんお元気ですか。
内山です。

太陽の直径は1392,000km
地球の直径は12,756km
太陽と地球の距離は14,960km

地球の歴史は46億年前。
人類の歴史は400万年前。
産業革命は200年前。

…といわれてもイメージがわきませんよね。

…実はあなたの感覚と実際はだいぶかけ離れているかと思います。

実際の大きさや長さでイメージがわからないときは縮尺してみるとわかりやすくなります

思ったより全然大きい太陽系

まず、直径300億光年といわれている宇宙を1光年(約10kmとすると
太陽の大きさが18.56cmになります。

ハンドボールくらいの大きさなのでわかりやすいですね。

ざっくり太陽を20cmとしましょう。

すると、地球の大きさは1.8mmとなります。

(太陽でかいですね。宇宙はこれでもイメージできないくらい大きい。)

そして太陽と地球の距離はというと、
驚きの21.5mとなります。
(それぞれ単位を読み間違えないようにしてください。)

つまり、小学校のプールサイドにハンドボールを置いてそれが太陽だとすると、逆サイドのプールサイドの上に置いた1.8mmの石粒が地球となります。
ちなみに人の身長を2mとするとこの縮尺では1万分の3mmになり直径1.8mmの地球の上に現在78億人おります。

また太陽系の惑星で最も遠い海王星は大きさが約7mmで何と647mも離れていることになります。

私たちが図鑑とかでみている感覚とは大きさや距離がかけ離れているように感じます。

宇宙空間の引力についてもハンドボールと7mmの球が600m以上離れているところで影響しあっているなんて神秘的すぎます。

人類の進化は地球とくらべると超短い

地球の歴史は46億年前に始まったといわれています。
一方で人類が2足歩行等、現在のヒトに近づいてきたのが400万年前といわれています。

人類は地球からみてどのくらいのものなのか、時間の縮尺を私たちの1年に縮めて考えてみましょう。

地球の46億年の長さを1年間(365日)に縮尺してみましょう。

そうすると、人類の誕生は何月何日になるのでしょうか

4,600,000,000 : 4,000,000 = 1 : x (単位は年です)

これを解くと x = 0.00087年となります。

0.00087年 = 0.32日なのでさらに時間に直しますと、

7.7時間

ざっくり8時間としましょう。
つまり地球の歴史を1年に縮尺すると

人類が誕生したのは12月31日の午後4時

ということになります。

さらに200年前に近代の生活様式が変化し始めた

産業革命は(0.0004時間つまり1.4秒ですので)12月31日午後11時59分58秒6

に起きたことになります。

そして産業革命が20世紀に情報革命へと移行して、この20年間くらいでわれわれの生活は一変しました。

人類の歴史の400万年を縮尺としてみれば、最近の激変ぶりは異常であることがわかります。

1年に縮尺すれば2秒以内のさらに最後のコンマ数秒の間にITがこれだけ進化したわけですから…。

ヒトの脳は順応性があるといわれますが、
人類史からみれば脳の構造自体は何万年も変わっていないわけですから何が起きているのかと驚くばかりです。

まとめ

日常的に思考が滞ったら、
「目の前にあるものをできるだけ大きなところから縮尺で見てみる」
ことで見方が変わり楽になることも視野が広がることもあります。

逆に「目の前にあるものをできるだけ細分化して最小まで思考してみる」
ことで日常の素晴らしさに気づくこともあります。
「人体もひとつの宇宙である」といわれることもありますよね。

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