ライフハック

実績38年のセミナー講師による簡単に人を惹きつける話し方のコツ

みなさんこんにちは。
内山です。

テレワークの機会が増えてきましたね。
これからは自己表現をするための
スピーチの仕方を学んでいく
ことが
重要になっていくことは間違いありません。

今回は、惹きつけるスピーチのコツをご紹介します。

スピーチは料理と同じ

私は、スピーチの組み立ては
料理と同じだと考えています。

料理で最も大切なことはなんでしょうか。

1.ずばり美味しいことです。
2.次に栄養があること。
3.そして、また食べたくなることです。

どれも重要ですが、
順位をつけるとこのようになると考えられます。
たとえばカレーライスは、美味しいから食べるのであって
肉と野菜とルーを別々に食べる気にはなりませんよね。
やはり、美味しいものに栄養があって、また食べたくなる料理が
一番
だと思うのです。

スピーチの作り方もこれと同じです。

惹きつけるスピーチの組み立て方

料理をスピーチに置き換えると重要な順から
以下のようになります。

1.面白いこと
2.内容が充実していること
3.また聞きたくなること

これらを意識しながら組み立てを考えればよいのです。

まずは話を面白くする

栄養よりも美味しいのが先なのと同じで、
伝えたいことや結論をそのまま伝えても
相手の心には響きません。


小さなお子さんに
「嘘をつくのはやめましょう」
と100回伝えても、社会経験のない子どもには
伝わらないのです。

まずは、子どもが面白いと感じられる、
そして理解ができる例を話してあげるとよいでしょう。
たとえば、「狼と少年」の話を聞かせてあげるとかです。

大人の方に伝える内容でも同じです。
「人に優しくしましょう」とか
「環境のことを考えましょう」と
結論をそのまま伝えるのではなく、
たとえ話や経験談、名言や本からの引用などを
最初に話します。

話してる理由を話したくなりますが、必要ありません。
逆に時間がかかっても、この段階で惹きつけられないと
不味い料理状態に陥ってしまいます。

面白い話に潜む大事なことを伝える

惹きつけられたと実感がもてたら、
その話を伝えた理由(つまり伝えたいこと)を
直球で伝えます

料理の栄養にあたるところですね。

「狼と少年」の話の場合、
少年が嘘をつき続けた結果、
羊が食べられてしまうことをお子さんが理解できたなら、
「だから嘘をつくとあとで自分が本当に困ることになる」
ということをきちんと伝えます。
お子さんがついつい嘘をついてしまったとき、
「嘘はだめだとわかったよね」と伝えれば、
そのお子さんは勇気を持って「ごめんなさい」と
いえるようになるでしょう。

このように結論(栄養だけ)を厳しくぶつけても
あまり効果はなく、
聞き手が理解できる話のあとに伝えたいことを
まとめることがコツ
です。

聞き手に疑問を投げかけておく

ひとつの話が完結して、
そのスピーチがや聞き手の役に立つものであると
実感してもらえれば、その人から別の話を
また聞きたくなります


これは、オーディエンス相手でも
ZOOM会議でも営業活動でも同じです。

その効果を増すために
スピーチの最後に聞き手が同じ機序で考えられる
テーマを投げかけておきます

テレビ番組等で
「では、□□についてはどうなっているのでしょうか。
次回の〇〇は□□にせまります。
お楽しみに!」
といっている感じです。

このことは、聞き手に
「今聞いた話が自分にとって何の役に立つのか」
という一人称の記憶として残すことにもなります。

このように聞き手の心に最後に疑問を残しておくことも
コツのひとつといえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
3つの要素を整えながら、
スピーチの内容を組み立てていくと、
組み立ても楽しくなってきます。
これは、長い話も短い話も同じです。

惹きつけるスピーチの3要素

  1. まずは面白い話からはじめること
  2. 次に結論を直球でつたえること
  3. 聞き手に疑問を持たせる投げかけをしておくこと

ただ、いくら組み立てができても
実は実際のスピーチにはもっと大切な要素があります。
それは、ずばり「間(ま)」です。
そのお話は別の機会に!!

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