５０歳から走り始めても１０年間ランニングを続けることができている習慣化のコツ

みなさんお元気ですか。
内山です。

習慣にしたいことってたくさんあると思います。
しかし、３日坊主ということばがあるように、
したいことに限ってなかなか続かないのも事実です。

私は、
１日５キロ強を週に５日のペースで
１０年間走り続けています。

どうしてそれが習慣にできたのかを
今回はお伝えします。

そもそも「やろうと思う」ことは習慣ではない

年頭とかに、
「今年こそは〇〇を続けるぞ」と
意気込む人は沢山います。

しかし、考えても見てください。
そもそも続くこと、つまり習慣とは、

「半ば無意識でも行える行動」

のことをいうのです。

なので、意気込んでいる時点で、
その行動は習慣ではなく、
むしろ珍しいことであると
まずは自覚しなければなりません。

もちろん、意気込みがきっかけとなって続くことはありますが、
意気込まなくなってからはじめて習慣と呼べるのです。

ましてや、ランニングという心身に負荷がかかることとなれば、
その壁は思っているほど甘くはありません。
はじめのうちはどんなゆっくり走っても苦しくて仕方がなかったり、
筋肉痛やらマメやら関節痛やらに悩まされ、
さらに年齢がいってから始めるとなれば、
肉離れは起こしますし、何よりも
心肺機能とよく相談しながら行わなければならないのです。

では、どうすればその過酷なランニングが
あたりまえの習慣となるのでしょうか。

私は「ランニングの習慣化が最も苦手なタイプの人間」だった

私は、基本とてもズボラな人間です。

好きなことは集中して取り組みますが、
それは習慣化するのではなく、
短期集中で単発で行うことが多いです。

しかしランニングを短期集中というわけにはいきません。
有酸素運動は続けてナンボの物であることくらいは知っています。
ただ、私の場合、何も考えずに走り始めると
性格的に無理をしてしまい、
疲労困憊になった後、
筋肉痛とかが襲ってきて、次の日にはやめているということに
なりかねません。

その意味では、私はだれよりもランニングを
習慣化するのは難しいと考えていました。

そこで、「習慣のプロ」の方々の本とかを
あたってみることにしました。

その中で、ロビン・シャーマという人が、

「３週間続ければ習慣化できる」

ということを述べていて、
それをひとつの目安としてみることにしました。

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目標など掲げてはいけない

無理してでも３週間続ければ、
それなりに習慣化していくかもしれませんが、
私の場合、「無理な３週間」が無理そうなので、
やり方を考えてみました。

ポイントは以下のようなものです。

• すきなことと組み合わせる･･･「走りに行こう」とすると続かないので「音楽を聞きに行く」「物語を聞きに行く」「鼻歌を歌いに行く」「夕日を見に行く」とかをしにいきました。むしろ「ついでに走ってれば儲けもの」くらいの考え方です。
• 目標を立てない･･･一般的には高い目標が必要かもしれませんが、私は「ダイエット」とか「大会に出る」とか「〇〇kmを絶対走る」とか「なにかのため」という考えを排除しました。もともと「好きなことをしに」いくので目標はむしろたてずに、全く無理をしないようにしました。
• できることをしに外へでる･･･一応、コースを考えたりはするのですが、「だめなら何もしなくても良い」くらいの感覚でとにかく外へ出るようにしました。「ジュースを買いに行くついでにちょっと走ってみる」とか、「家の周り５００ｍを流して帰る」くらいの感じです。これですと時間が夜中近くになってしまっても、とりあえずシューズを履いて走り出すことだけはできます。特に最初のうちはそうですが、「どれだけ走れたか」ではなくて、「どれだけ走り始めたか」が重要です。
• 記録はとっておく･･･今はスマホやスマートウォッチを持っていれば、無料で距離や時間を測ることができるアプリがあります。どんなに短い距離でも記録をとっておくことは、後々、大きな励みになります。
• 調子が良いときは少しだけ無理をする･･･以上のようにズボラを受け入れて回数を増やしていって、３週間がすぎると「走りに出る」こと自体は本当に当たり前になってきます。また、きつかった身体も少しづつ無理がきくようになってくるので、やる気があるときは少しだけ無理をしてみます。そして、タイムとか距離とか少しだけ意識してみます。この調子で走り終えると、普段より爽快になります。ただ、明日同じことをしようなどと決心してはいけません。

私の場合以上のような感じで続けたら、「走ることがあたりまえ」になりました。
距離は決めて出ますが、今でもペースは全くその場の状態によりけりです。
それでも、いつも後半はそれなりのペースになってます。

その結果としてですが、ハーフマラソンくらいは普通に走れるようになりました。

まとめ

人によって続けるコツは違うとは思いますが、
少なくとも「無理をしないであたりまえにする」ことが
先決なのではないかと思います。