我が家の猫Sは、目が見えません。
そのため病院につれていくのが
とても大変です。
昨年の冬、とても調子が悪くなったので、
病院へ連れていきました。
診断は尿路結石症。
二度と病院のお世話にはなりたくないので、
どう克服したかをお伝えします。
その症状は突然現れた
昨年冬。
我が家の猫Sが突然、
あちらこちらに粗相をするようになってきました。
便をするときはきちんとトイレにいきますが、
オシッコを垂れ流すようになってきたのです。
それも、ちょびちょびで、
たまにトイレでしたのを観察すると血尿がありました。
膀胱炎をおこしているのではないかと思いました。
Sは目が見えず(眼球がない)、
慣れない場所、ことに病院とかでの暴れ方が半端ではないので、
できるだけ連れて行きたくないのですが、
意を決して連れていきました。
お医者さん2名、看護師さんの3人がかりでも
まともに診察ができずでしたが、
Sが渾身の力を入れたときに、
診察台の上で、たまたま粗相をしたので、
尿をとることができました。
その結果、尿路に石があることがわかり、
尿路結石症(ストルトバイト結石)と診断されました。
治療よりも習慣
原因としては以下の点を指摘されました。
- 尿の量が減っている(飲量の低下)
- 尿のphがアルカリ性に傾いている(餌の問題)
- 石ができ膀胱炎も併発している
治療方法としは、水分の注射をしてとりあえず
尿量を増やすことでしたが、
それよりも重要なことは、
日常の飲量を増やすことと、
phが安定する食事に変えることです。
ポイントは水の温度だった
ここからが問題です。
餌は、お医者さんの推奨するロイヤルカナンに
かえることにしましたが、
なんとしてでもSの水分摂取量を増やさなければなりません。
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これまでもSは冬は飲量が極端に減ってしまい、
餌もほとんどひと種類のカリカリしか食べませんでした。
缶詰もあまり食べませんし、
チュールも好きではないようです。
水は普通に水道水をあげていましたが、
あまり飲まないので、
カリカリにお湯を混ぜたりしてみましたが、
それほど効果はありませんでした。
どんな水分でも良いと思ったので、
ペットショップへいって、
たくさんのスープも試しましたが、
尿量を変化させるほどの摂取はできてない様子。
カルキの匂いを完全に消してやろうと、
前日に沸かした湯を冷ましてあげていましたが、
これも効果はありませんでした。
しかし、変化は突然現れました。
出かける前にボウルの水を誤って蹴飛ばしてしまい(私が)、
半分以上こぼしてしまいました。
水道水を足すよりかは良いかと思って、
今沸かしたばかりの熱湯をボウルに入れました。
古い水と混ざって、
感覚的にはお風呂の湯よりもちょっと高めになったと思います。
急いでいたので荷物を持って出ようとしたところ、
今まで聞いたことのない音が聞こえました。
なんとSが豪快な音を立ててお湯を飲んでいました。
猫舌ということばがあるくらいですから、
水は室温が良いだろうと思っていましたが、
Sにとっては誤った先入観だったようです。
それから、ボウルの水の温度をできるだけ、
体温よりも少し高めに保つようにしたところ、
Sの体調はみるみる回復していきました。
餌は、医療用から戻しても良いかとも思いましたが、
同じように食べるようになりましたので、
ロイヤルカナンを続けています。
Sに関しては、どうやら夏も冷たい水よりは
お湯のほうが好みらしいです。
今年の冬は加熱ボウルを購入して、
常に体温くらいの水を置いてあります。
念の為に沸かしてから、ボウルに入れています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
猫が体調を崩したときは大変ですよね。
解決方法も様々と思いますが、
参考になれば幸いです。
- 冬は飲量が落ちるので尿路結石症に注意
- 市販の餌の食べすぎに注意
- 我が家の猫は、水の温度で解決ができた