内山の記事

速くたくさん読んでも記憶にいつまでも残る読書のコツ

みなさんこんにちは。
内山です。

「本を速くたくさん読みたい」という願望を
お持ちの方は多いと思います。

でも、大事なことは
きちんと内容を自分のものにする
ということ。

今日はそのための早道をお伝えします。

そもそも文章がわかるってどういうこと?

まずは、以下の文章を読んでください。

単語の順番がぜんぜん違うのに、
意味はわかったと思います。

また、読むスピードも正しく書かれているものと
あまり変わらないはずです。

元の文章

「人間が文章を読む時は、最初と最後の文字さえ合っていれば、順番は間違ってても意味はちゃんと理解できる、という研究がイギリスのケンブリッジ大学で
されました。この文章も文字の順番が違うのに解るでしょ?」

このことから私たちが本を読むときに
以下のことをしていることがわかります。

  • 単語をすべて読んではいない
  • 知っている単語は読まないでもイメージができる
  • ひらがなでもイメージできるので漢字ではもっと理解が早い

イメージを意識して読書をすると脳全体が使えて記憶に残る

脳は、一部分だけ使っていても、
効果的な記憶ができないことがわかっています。

論理的なことを司る左脳
イメージや音を司る右脳
バランス良く使うと活性化して楽しく記憶ができます。

このことから読書を楽しくできる人の特徴は、

「文字情報をイメージにすることが上手」

であるといえます。

逆に、読書が好きになれない人は、
文字情報ばかりを追ってしまい、
左脳ばかりに負担をかけて、
「つまらない」と感じていることになります。

なので、読書をするときは、
読んだ文章や文字をきちんとイメージしてみる
楽しく読めるので、

記憶にも残るし効率的であるといえるのです。

多読と精読を合わせるのが効果的な読書の仕方

正しく書かれていなくても意味がわかる例を
最初にあげましたが、これには条件があります。

  • 少なくともひらがながわかること
  • かかれた単語の意味がイメージできること

人間は記憶にないものはイメージできません

単語とイメージが一致したときに
はじめて書かれていることがわかります。

さらに、単語や文章から想起されるイメージが
広く深く豊かであればあるほど、
感情にも訴えて読むことが楽しくなります

そのため、以下のことに気をつけて読書をすると
効率がよく楽しい読書ができるようになります。

  • 自分にとって理解がしやすい本はたくさん速く読む(多読)
  • 理解がしづらい本はイメージを膨らませながらゆっくり読む(精読)

子供の頃は、経験が少ないので、
誰でも精読から入ります。

大人になっても同じで、自分にとって難しい本は、
イメージを深めるためにゆっくり読むようにして、
読みやすい本は、そのイメージを縦横無尽に
駆け巡らせながら速くたくさん読むようにします。

読める本であれば文字の順番が間違っていても
内容がわかるのですから遠慮する必要はありません。

精読で知識を広げそれをイメージにする力を養い、
多読でできるだけたくさんの本から情報を手に入れる、
その結果、効率がよく楽しく憶えられる、

という方法ですね。

ついつい逆のことをしてしまいがちですが、
是非試してみてください。

まとめ

  • 読書の目的は「楽しく記憶に残ること」
  • 文章をどのようにイメージするかが大切
  • 多読は速く多くする
  • 精読はイメージを十分ふくらませる意識を持つ
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