みなさんお元気ですか。
内山です。
たったひとことで救われることがあります。
たったひとことがトラウマになってしまうこともあります。
たかがひとこと…
されどひとこと…
です。
叱ったり褒めたりしたことを言った本人は覚えていなくても言われた側は毎日のように思い出していることもあるでしょう。
声をかける人の成長のために、
良好なコミュニケーションづくりのために、
好ましい「叱り方」「褒め方」とはどのようなものでしょうか。
その秘密は、
何を褒めて
何を叱るか
にポイントがあります。
立ち直れない叱り方
たとえば子どもや部下がミスを犯したとします。
そんなときに、叱る側は
ついつい
「なんて馬鹿な子なの」
「お前ってホントにダメな奴だな」とか
という表現をしてしまうことがありませんか。
この言い方は叱られる人を大変傷つけます。
叱る側は「ミスを戒める」ことが目的であっても、
受け取る側は「子」「奴」という自分自身の人格を否定されていると感じる
ので、次に同じような行動を取るときに大きなストレスがかかり、へたをすると立ち直れなくなります。
やる気の出る叱り方
なので、叱るときは
「その人を叱る」のではなく、
「行動を叱る」ようにしてみましょう。
つまり
「できる子なのに今回は間違えちゃったね」とか
「次は本来持ってる能力を発揮できるように気をつけよう」
のように、存在や人格を立てて失敗やミスだけにフォーカスして叱るのです。
このことで、叱られた側が人格を傷つけられることなく「次はミスを改善しよう」というモチベーションにつなげることができるようになります。
「罪を憎んで人を憎まず」
ということわざもありますよね。
人生に影響を及ぼす褒め方
褒めることにはそれほど気を使う必要はないかもしれませんが、叱り方とは逆の方法で褒めるとなお良いでしょう。
今度はその行動をとった人(人格)を褒めるのです。
つまり
「こんなことができるなんてなんてすごい子なの」とか
「これだけの実績をあげられたのも人として優れているからなんだろうね」
のように、「良かった行動」とともに「その人自身を称える」ようにします。
結果だけを褒められるのではなく人として認められるという体験は人格形成の上でもプラスに働くことでしょう。
まとめ
- 叱ったり褒めたりするときは「人格」と「行動」を分けて表現する
- 叱るときは行動を叱る
- 褒めるときは人格を褒める