ライフハック

ハリウッド映画から学ぶ聞きたくて仕方がなくなるスピーチのコツ

こんにちは皆さん
内山です。

どんなご馳走もお腹が空いていなければ食べる気にはなりません。
同じようにスピーチをする時には、
話の中身の説明だけになってしまわないように、
聞き手にもっと聞きたいとおもってもらうことが大切です。

今回は、そんなスピーチのコツをお伝えいたします。

面白い話は物語性に富んでいる

どんなに必要なことだと思っていても、
長い説明をダラダラとされてしまっては、
誰も人の話を聞くにはなりません。
人に聞いてもらえる話には共通点があります。

最も重要なのは話に物語性があることです。
これは物語を語ると言う意味ではなく、
話の構成が物語のようになっていて面白く聞けると言うことです。

そのような特徴を持った魅力的なスピーチには以下のような特徴があります。

  • 聞き手が自分のことだと思いながら話を聞く。
  • 頭で理解するだけではなく、心に響く。
  • 話し手と聞き手の間の共感性が高い。

それでは、その構成の仕方をハリウッド映画から学んでみましょう。

どのハリウッド映画にも見られる共通性

ハリウッド映画と一言で言っても、様々なジャンルの映画があります。
アクションもの、ミステリーもの、恋愛もの、ホラー、SF、社会派ドラマなど多岐にわたっています。
しかし、実はストーリーの構成はほとんど同じ作りになっているのご存知でしょうか。

  1. 旅立とうとする。迷う。それでも旅立つ。
  2. 小さな成功を収める
  3. 大きな挑戦を始める(このとき敵が現れてその敵を倒すことがストーリーの本筋になる。)
  4. 仲間と出会う
  5. なかなかうまくいかない
  6. メンターが現れる。メンターとは、絶対的に信頼できる先生的な役割の人をさします。スターウォーズならヨーダ、ハリーポッターならダンブルドアになります。
  7. 元気をとり戻して再び挑戦する。
  8. 成功失敗を繰り返しながら有利な展開になる。
  9. そのまま成功すると思われるが最も大きな試練に見舞われる。
  10. 新たな気づきを得て最後には敵を倒し成長する。

私たちは、どんなジャンルの映画でも、この構成の中で笑い、怒り、泣き、感動しているのです。

だとすれば自分が話したい内容をこの構成で組み立てることによって、
あたかも映画を見ているような感覚で、聞き手は話をきいてくれるに違いありません。

ハリウッド映画のようなスピーチとは

では、具体的にどうすればよろしいでしょうか。

ここでのポイントは、内容もさることながら、

聞き手が「この構成でできた物語のような気持ちになる」

ことが重要です。

なので、話し方をこの構成の感情に合うように
するだけでも効果はあります
し、
話し手の意気込みも違ってくるのですが、
大体の流れについては以下のようになります。

  • 聞き手に疑問を投げかける
    「こんなことがありましたが、どう思いますか」
    「こんな人と出会ったのですが体験ありますか」
    等の投げかけをすると聞き手が自分の立場に置き換えて話を聞くようになります。(旅立ちの迷い)
  • ネガティブな情報をいれてから、再度引き寄せる
    「・・・と思うのですが、でも、〇〇ですよね。無理もない。」
    「だけど、こう思い直して〇〇してみたんですね」等(旅立ち)
  • 一度話を終着させる
    「その結果、そのときは〇〇することができたんです」
    「ふと、〇〇ということに気づいたんですね」等(小さな成功)

ここまでが1,2になります。
たとえ話や経験等、誰でも頷ける話が効果的です。

  • 話の主題を宣言する
    「だとすれば〇〇も△△なのではと思い試してみました」
    「そこで〇〇についてちょっと深く考えてみたんです」(大きな挑戦)
  • あえて持論に反論をしたり、賛成意見を引用したりする
    「〇〇と考えると相当無理がある」
    「〇〇を貫いた人を知っている」
    「だから一筋縄ではいきませんね」等(敵と仲間と失敗)

ここまでが3,4,5です。
聞き手の人数が多い場合は、敵の立場や仲間の立場で聞く人もいるので、
ここでは、スピーチに感情をいれて話すと良いでしょう。

  • 客観的なデータや名言等を引用する
    「〇〇という本に△△とありました」
    「〇〇もこういっています」等(メンター登場)
  • 最も伝えたいことを伝える
    「以上から〇〇と思うわけです」
    「自分としては〇〇をしようと決心しました」
    「みなさんはどう思いますか」等(大きな成功)

ここまでが6,7、8です。
ここでは、客観的なデータ等を提示しながら落ち着いて正確に話します

  • 結論の問題点や弱点を話す
    「とはいえ、それを続けなければ全く意味はない」
    「実はまだ自信があるわけではありません」等(最大の試練)
  • 課題と解決方法を投げかけて締めくくる
    「〇〇であると強く信じています」
    「今後は〇〇しなければならない」等(成長)

最後の9,10です。
ハリウッド映画も、最後の5分は主人公が日常に戻るシーンで終わることが多いですが、
スピーチも最後は淡々としていた方が、聞き手にとってもありがたいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
同じ原稿でも、読み方をハリウッド風の構成にするだけで、
聞き手の心への響き方が全く違うので、
ぜひ試してみてください。

  • ハリウッド映画の構成はジャンルを問わず同じ流れでできている
  • その構成を意識してスピーチをすると聞き手の心をつかみやすい
  • ハリウッド映画を見ているのと同じ気持ちの流れを重視するとよい
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